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Q&A  お客さまからよくいただくご質問から、ピックアップしました


Q. ピアノを弾いてたら、途中で鍵盤がいくつも戻らなくなりました!

   こんなふうな引っかかりが、たまーにあったり、なかったり‥‥。

   なんででしょう?
 


A. トラブルが出たり、消えたり?

   うっとうしいですね。

   しかも、いっぺんに何本も沈んだら、

   弾けないじゃないですか ( いえ、1本でも )。

   ‥‥お聞きしてて、思わず手に力が入る症状です!




まず、真上からのぞいてみてください。 ‥‥暗かったら、ライトも使って。

どうですか、なにか見えますか?


もしも見えたら、そいつが犯人かも。

薄い細いものを、鍵盤の隙間にそうーっとさし入れて動かしてみると、

犯人が落っこちて、あっさり直ることがあります。


一緒にストライキ中 なのが隣の鍵盤なら、この「事故」の可能性は、

けっこう高いです。



でも、そんな様子もないならば‥‥、それ以上はさわらないで、プロに

ご連絡を。

もっと、大きな ( 根本的な ) 原因があるかもしれません。



まず考えられるのは、湿気によるトラブルです。


ピアノの素材は、主なものは鉄と木ですが、一部、しかも大事な細かい

ところに布やフェルトが使われています。

それらが湿気を吸ってふくらむと、いろいろ悪さをするのです。




「あなたが鍵盤を押す」から「弦が音を出す」までの間に、ピアノの中では、

ほんの一瞬に、いくつもの動きが連続しておこなわれています。

鍵盤ごとにそうですから、ピアノ全体では「×88」、しかも早いパッセージ

などを弾いたら、その運動の合計たるやものすごい回数です。



その大変な仕事は、「アクション」という、ピアノの内臓部分が受け持って

います。

ですからアクションはとても精巧に出来ており、非常にたくさんの部品が、

寸分の狂いもなく組み立てられています。



その中で、大切なポイントに、摩擦のロスをふせいだりクッションの役目

を果たすために、布やフェルトが使われているのです。

それがふくらむと‥‥。


本来の役目が果たせないばかりか、逆に、動きを悪くする (止める)

原因になってしまいます。



さらに、アクションを構成している部品に( ほんの少しづつでも )ゆがみ

があった場合も、それらが積み重なれば、全体では、動きが大きく狂う

ので、伝わった先の鍵盤の運動不良を起こします。



ですから、鍵盤が動かなくなった ( キースティックという症状です ) とき

は、その原因が何なのかを調べてつきとめることが必要です。


理由によっては簡単になおることもありますし、残念ながら、大がかりな

修理を必要とすることもあります。



いずれにしても、内部を見てみないとわかりません。

そして、初期の方が有効な手を打ちやすいので、時間もお金もかからない

ですみます。



まずは早目にレスキューへ‥‥、お電話なさることをおすすめします。



鍵盤1本分を取り出した、アップライトピアノ の
アクションです。

( 実際のアクションには、これが88本、ずらりと
 並んでいます )


この中で‥‥。

まず、緑色の部分が、フェルトです。

   また、赤い部分と、左上に3つ並んだ、白い
   四角の部分もそうです。

   もちろん「ハンマー」(01番ですね)の頭部分も。

ほかに、柔らかい素材としては、太い糸や鹿の皮
などが使われています。


これらは、ピアノのパーツの中でも、必要に応じて
交換が必要になってくる 「消耗部品」です。


                         ご質問がありましたら、どうぞお寄せください


   
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